このページでは、細菌やウィルス除去を目的とした殺菌水を生成する殺菌水生成装置の種類や特徴、選び方を詳しく解説。
食品現場ごとのおすすめ3選もご紹介します。
そもそも殺菌水生成装置とは、食品製造や加工現場で求められる高水準な衛生管理を実現するために、必要な殺菌水をその場で生成できる装置です。
設置しやすいコンパクトサイズで、幅30cm以上、奥行き20cm以上、高さ30cmから50cm程度に収まることが多く、作業スペースを圧迫しません。
食材や調理器具、作業台の殺菌に活用でき、生成水の種類や濃度も用途に応じて選べます。
殺菌水生成装置の費用相場は、用途や規模、装置の仕様によって大きく異なります。
小規模な施設では10万円以下の装置でも十分な場合がありますが、大規模な工場や医療機関では100万円以上の高性能な装置が求められることも。
基本的に見積り問い合わせが多く、費用が明示されていないため、初期費用だけでなく、ランニングコストやメンテナンス費用、助成金の活用可能性など確認しておくとよいでしょう。
殺菌水生成装置の法定耐用年数は税務上6年ですが、実際の使用期間は装置の種類や使用状況、メンテナンス次第で変動します。
電解方式は電極などの部品交換が必要ですが、適切に管理すれば10年近く使用されることもあります。使用頻度や設置環境も寿命に影響するため、定期点検が重要。
多くの装置は1年保証付きで、保守契約を活用すれば安定稼働を維持しやすくなります。導入時はアフターフォローや24時間稼働に対するサポートの有無を確認することをおすすめします。
殺菌水生成装置には主に電解方式と薬液混合方式があります。
電解槽というタンクの中で電気分解をすると、次亜塩素酸という成分を含んだ「強酸性電解水」などができます。
この水は強い殺菌力があり、使った後は自然に分解されるので、食品や医療の現場でよく使われています。薬品が少なくて済むのも特長です。
水に「次亜塩素酸ナトリウム」と「酸(炭酸など)」をまぜて殺菌水をつくる方法。装置の中でpH(酸性度)をうまく調整して、安全で効果の高い殺菌水をつくります。
電気を使わないため機械の作りがシンプルで、お手入れもしやすいのがポイントで、工場などでよく使われています。
殺菌水生成装置で生成できる殺菌水には様々な種類があります。殺菌水によって殺菌力や用途が異なるため、注意が必要です。
酸性グループ…強力な除去力で残留物や汚れを素早く抑制。衛生管理が厳しい場面で使用される
中性・微酸性グループ…除去力と扱いやすさのバランスが良く、素材を傷めにくいため日常的に継続使用しやすい
アルカリ性グループ…高い洗浄力で油分やしつこい汚れに強い。素材によっては注意が必要
強酸性電解水
酸性水
弱酸性次亜塩素酸水
過酸化水素水
オゾン水
二酸化塩素水
アルカリ性電解水
次亜塩素酸ナトリウム
殺菌水生成装置を選定する際は、まず「どの種類の殺菌水を使用するか」を明確にすることが重要です。
たとえば、医療現場や食品加工の現場では、食品や人体に直接使用できる高い安全性と殺菌力を兼ね備えた「強酸性電解水」や「弱酸性次亜塩素酸水」が適しています。
これらを生成できる装置は、pHや有効塩素濃度の安定性、連続生成能力などが求められます。
一方、厨房機器や床の油汚れ洗浄が目的であれば「アルカリ性電解水」対応装置が有効です。
また、「オゾン水」や「過酸化水素水」のように即効性や揮発性を活かした装置も、空間除菌や設備洗浄に活用できます。
装置を選ぶ際は、用途に応じた生成方式(電解方式・混合方式など)、生成量、メンテナンス性、導入コスト、ランニングコストも含めて総合的に判断することが大切です。
業種や目的に合わせて、最適な殺菌水とその生成装置を選ぶことで、衛生管理の効率と安全性を高めることができます。
このサイトでは、「食品工場向け」「飲食店向け」「農家向け」3つの食品現場におすすめの殺菌水生成装置をご紹介。各現場で求められる機能・特徴を徹底調査し、24の装置メーカーから厳選。装置を切り替える手間がなくなり、長く使い続けられる殺菌水生成装置が見つかります。
主要な殺菌水の特徴を詳しく解説します。
●メリット
次亜塩素酸水は、強力な殺菌力を持ちながらも人体や環境への刺激が少なく、食品に直接使用できる安全性が特長です。
生成後は時間の経過とともに水に戻るため残留性がなく、二次汚染のリスクが低いでしょう。
また、塩と水から電解生成できるためランニングコストも比較的安く、導入しやすいのも嬉しい点です。
●デメリット
次亜塩素酸水は有効塩素濃度やpHの変化に敏感で、紫外線や高温などの環境下では分解が進みやすく、殺菌効果が低下します。
保存性に乏しく、長期保管が難しいため、使用時には新鮮な生成が求められます。また、金属製品を長時間浸漬すると腐食の恐れがあるため、素材によっては使用を避ける必要があります。
| 主な用途 | 食品、器具・設備、空間 など |
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●メリット
電解次亜塩素酸ナトリウム水は、一般的な次亜塩素酸ナトリウム(市販の漂白剤など)に比べて、電解処理によってpHを調整・安定化させているため、殺菌力と取り扱いの安全性のバランスに優れています。
高い殺菌力を持ちながら、腐食性や刺激性がある程度抑えられており、濃度管理がしやすく、衛生管理マニュアルに沿った運用が容易です。また生成装置があれば、低コストで安定供給が可能です。
●デメリット
殺菌力は高いものの、金属腐食や塩素臭といった課題があります。
特に高濃度ではステンレスやゴムを劣化させる恐れがあり、水洗いや中和が必要です。食品への直接使用は不可で、用途は器具や設備の洗浄に限定されます。
薬液の保管や排水処理にも注意が必要です。
| 主な用途 | コンベア、床・排水溝など施設全体の清掃・除菌 |
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●メリット
強酸性電解水は、塩化ナトリウムまたは希塩酸を原料とし、電解処理によってpH2.2〜2.7の強い酸性と高い有効塩素濃度(20〜60ppm程度)を実現した殺菌水です。
細菌やウイルスに対して即効的かつ広範な殺菌作用を示し、食品加工場や医療現場など高度な衛生管理が求められる場所に適しています。
中でも、洗浄後の最終殺菌水としての使用に優れており、薬品を使わず電気と水と塩で生成できる点から環境負荷も低く、安全かつ経済的な運用が可能です。
●デメリット
保存安定性が低く、生成後は短時間で効果が低下するため、現場での使用直前に生成する必要があります。
また、pHが強く酸性側に偏っているため、長時間の接触や高頻度の使用では設備の金属部品を腐食させる可能性があり、適切な洗浄と中和処理が不可欠です。
さらに、タンパク質や有機物の存在下では効果が低減する場合があるため、洗浄との併用や手順の工夫が求められます。
| 主な用途 | 調理器具・作業台の最終殺菌、水産加工設備の除菌、手指衛生・作業前の衛生対策 |
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装置ごとに生成できる殺菌水が違うことを解説してきました。
ここからは、おすすめの殺菌水生成装置をご紹介。自社の用途にあう殺菌水を確認し、適した殺菌水生成装置選びにお役立てください。

| 生成殺菌水 | カンファスイ(次亜塩素酸ナトリウム+希塩酸) |
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| 生成殺菌水 | 微酸性次亜塩素酸水 (塩素系殺菌料) |
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| 生成殺菌水 | 電解次亜塩素酸水 (酸性電解水) |
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ここから先は、その他の殺菌水生成装置を生成できる殺菌水別に一覧でまとめまています。
また遷移先のページではそれぞれの装置の機能や特徴を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。